3R activity reports
日 時:2021年3月23日(火)13時30分~15時45分
場 所:オンライン開催(使用会場はプラザエフ「エミール」千代田区)
参加者: 29名(自治体16名、事業者5名、消費者1名、コアレックス信栄株式会社、NPO元気ネット)
主 催: NPO元気ネット
元気ネットが、2013年から続けている「古紙リサイクルセミナー&工場見学会」をオンラインで行いました。自治体や事業者の方にご参加いただき、工場見学については動画を視聴し「意見交換会」を実施しました。
コアレックス信栄(株)の「脱プラの影響で、紙製容器の需要が高まっているのは間違いないが、今後も資源化に邁進していきます。」というお話に始まり、各地域の事業者からも、古紙市場の動向や海外輸出の現状等について報告がありました。
また自治体から「地域で抱えている課題」について質問があり、事業者が回答しました。
今回は動画にてコアレックス信栄の工場見学の様子を視聴しました。コアレックス信栄より「私どもは再生利用をますます推進していきたいと思っている、再生された製品が回っていくことが重要なので、リサイクルされた製品の利用拡大に目を向けていただけると、ありがたい。」とのコメントがありました。
事例報告
1.「雑がみリサイクルへの取り組み」戸田家
戸田家は三重県鳥羽市の老舗旅館です。「環境に優しい旅館」を目指し、食品ロス削減や調理残渣の飼料化等も行っています。紙コップなど旅館で使用する紙製品の雑がみ回収を2020年5月に開始したところで、更に積極的にやって行きたいとの報告でした。
2.マンションにおける防災備蓄品&備蓄用トイレットペーパーの展示報告
横浜市の大規模マンションで定期的に行っている防災訓練で、コアレックス信栄の協力の元、備蓄用トイレットペーパーの展示が行われました。「備蓄ロール」とは、狭いスペースにできるだけ効率よく保管できるように、1つのロールが通常の2.5倍の150mの長さとなっていて6個を1パックにしています。保管期限は5年間。
今回の意見交換会では、「脱プラ」や「コロナ禍」による古紙リサイクルへの影響や古紙市場の変動等について情報が提供されました。また自治体の方から「古紙市況情報等がいただけて良かった」と感想がありました。