3R activity reports
リチウムイオン電池の混入による発煙発火トラブル防止対応として、
「第3回リチウムイオン電池トラブル防止に関するマルチステークホルダー検討会合」を開催しました。
≪開催概要≫
日時:2023年1月27日(金) 14:00~16:00
開催方法:会場とオンラインのハイブリッド開催
出席者:約60名(関係組織の傍聴者も含む)
主催:NPO元気ネット、(公財)日本容器包装リサイクル協会
次第はこちら→第3回MSH会合次第
参加者名簿はこちら→第3回MSH会合参加者名簿
資料はこちら→株式会社物井工機
昨今、マスコミでも多く取り上げられ、ますます注目されているリチウムイオン電池による
発煙・発火等のトラブル防止について、専門家・メーカー・自治体等多様な主体が参加して
検討を続けてきましたが、第3回となる今回の会合では、より具体的な対策の発表がされるなど、
ますます前進する内容となりました。
日本容器包装リサイクル協会と日本たばこ協会からは、最近の広報活動や連携により実現した
コンビニにおけるレジサイネージ掲出等について報告がなされました。
続いて、環境省作成の「リチウム蓄電池等処理困難物対策集」の紹介があり、
自治体の対策事例や環境省のモデル事業等の先進事例を共有しました。
今回特に注目を集めたのは、回収された資源プラスチック等に混入しているリチウムイオン電池等の
異物を検知、除去、或いは発火発煙に対応し消火するシステムや機器の紹介です。
専門家からは、全国のリチウムイオン電池廃棄量や事故への対応事例の分析、海外との比較等のお話があり、
リサイクル事業者からは実際の発煙事故の発生数や被害額等についての報告がありました。
今後、このような情報を広く発信し、多くの自治体、中間処理施設、リサイクル事業者に情報共有すること、
また、製造事業者も参加する場での意見交換が期待されます。
第4回は、本年7月頃に開催予定です。