GENKI blog
2024年2月27日(火)環境省の行うぐぐるプロジェクト「ラジエーションカレッジセミナー」として、
福島県立医科大学 助教 小林智之先生のセミナーが開催されました。
テーマは「災害時の差別:東京電力福島第一原子力発電所事故からの教訓」です。
小林先生は社会心理学、主にスティグマや災害時の集団間葛藤などがご専門です。
東日本大震災の後、福島県で被災地・被災者のコミュニティ形成、
避難先における被災者差別や福島県への移住者について研究されています。
※ぐぐるプロジェクトとは、東京電力福島第一原子力発電所事故に関連する放射線の健康影響に
関して科学的根拠に基づく最新の情報を発信し、誤解から生じる差別・偏見をなくすことを目指す
環境省の取組です。
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/portal/communicate/
日時:2024年2月27日(火) 14時~15時半
場所:TKP東京駅 カンファレンスセンター
参加者:会場参加6名、オンライン参加14名
会場とオンラインで多くの方にご参加いただきました。
小林先生からは今回「東京電力福島第一原子力発電所事故の差別」と、
「新型コロナウイルス感染症の差別」についての調査のお話がありました。
また今回は参加者全員が匿名でリアルタイムにアンケートを集計できる
メンチメーターというアプリを使い、参加者から大変多くの意見が集まりました。
参加者からは「小林先生のお話をもう少し詳しく聞きたかった」
「改めて災害、差別について、じっくり向き合うことができました」などの
反響がありました。