Report on the Eco-consious Community Genki Grand Awards
「eco japan cup 〜ライフスタイル部門〜」 連携
「市民が創る環境のまち”元気大賞”2011」
NPO法人 NPOホタル野(千葉県)
流山市は、首都圏から20キロ圏で、江戸川や利根運河の水と緑に恵まれている。江戸川べりには230へクタールの農地が残され休耕田にはホタルが生息している。この休耕田を活用して、無農薬・有機肥料での黒米栽培や田植え・稲刈り・収穫祭の米づくり体験やホタル観賞会などを行い「ホタルの流山」のブランド化を図る。この体験形事業は、地域住民と都市住民の双方に持続可能な交流となり、農家や地権者に現金収入をもたらす。
「市民が創る環境のまち”元気大賞”2011」
みやこだ自然学校の会(静岡県)
自然環境豊かな浜松市郊外の地域で、循環型社会のミニモデルをつくり体験している。2005年に環境教育プログラムとして始まり、田畑の開墾、休耕田の復元、間伐での遊び場作りや、里の家作りなどをし、森と田んぼと畑、そして遊び場をつないできた。現在、約1反半の田畑を耕作。自然体験、農林業体験、環境教育、環境保全の4つを統一したプログラムを年間100回以上提供。ローテクがベースなので、災害時にも避難地として有効。
「市民が創る環境のまち”元気大賞”2011」
DEXTE-K(でぃくてっく)(東京都)
葛西海浜公園西なぎさにおける一般市民参加型の産官民『協働』による漂着ゴミのクリーンアップ活動。東京湾の里海づくりの一助を担う。今年度は延205名が参加。今年はコアジサシが22年ぶりに営巣し、雛が複数旅立った。環境保全活動としての実績を得る一方、運営コストは年間わずか数万円。 国内で最も費用対効果の高いNPO活動であると自負。複数のNPOとも連携しているコミュニィ型のプロジェクトである。
「市民が創る環境のまち”元気大賞”2011」
特定非営利活動法人サステナブル・ソリューションズ(宮城県)
90歳ヒアリングとは現代社会が知らず知らずのうちに失ってしまった低環境負荷で持続可能な暮らし方を90歳程度の高齢者にヒアリングを行い学ぶ方法である。
本プロジェクトは90歳ヒアリングを数多く実施し、先人の偉業である自然と共に生きる暮らし方や知識を聞き出し、現代社会に再導入し、後世に伝える活動である。宮城県のコミュニティづくり、秋田市スマートシティプロジェクトにおいて90歳の知恵が応用され始めている。
「市民が創る環境のまち”元気大賞”2011」
すみだストリートジャズフェスティバル実行委員会(東京都)
墨田区活性化のため有志が昨年からボランティアで開催する「すみだストリートジャズフェスティバル」。何より心がけるのは、ゴミを出さないこと。ゴミ対策専門の「グリーンエコ部隊」を作り、飲食屋台でのエコトレー採用、できるだけ細かい分別、スタッフ全員がゴミ袋を持ちゴミを見つけたら拾う等を実行。
通常イベントの約6割(1.8トン)に。お蔭で地元に大変好評で今年は協力も多く、来場者も約倍の4万2000人となった。